なんとも仰々しいタイトルではあるが大した話でもない。
昨日ここ最近、部下に任せきりだった仕事を久しぶりにやることとなった。技術的なスキルであるため、ちょっと最初は緊張したけど特に滞ることなくこなすことができた。
さてしかし不思議なことに、ここ最近は教えるばかりであったそのスキルをいざ実際自分でやると、今まで見えてなかったことや考えもしなかったアイデアがぽこすか湧き出てくる。この角度から攻めるとどうだろう?とかここで押してみたらなんか変わるかも?とかちょっと遊び心を踏まえた考え方をできるようになっていた。
最初に自分が上司からこのタスクを任されたときは、とにかくわけもわからず手探りでマニュアル通りにやることしかできなかったし、この仕事の本質というものがあまり見えてなかった。しかし昨日は雨上がりの地面に散らばる水たまりのように、いつもの道の中で明らかに異常ともいえる特異点に気づくことができ、その特異な水たまりにばしゃーんと子供のように飛び込むことで新しい知見や発見を得ることができた。
ここ最近はまっている料理にも言えるけど、最初はyoutuberのやり方をただひたすらにトレースして、その料理を作り続けてみる。そしてある程度慣れたり別のyoutuberのやり方も学ぶうちに、自分だけのオリジナリティが生まれることもある。
思い返すと引きこもり時代は様々な物事をただひたすらに自分視点でとらえ、終わりのない袋小路にひたすら潜り続けることしかできなかった。しかしこうやって外に目を向けるようになった今改めてあの頃を思うと、いくらでも道を選ぶことができたしいくらでも打てる手はあったよなぁと思ったりする。
仕事だけでなく日常生活もそうだけど、慣れ親しんだ何かを自分の視点だけでなく客観的に他者の視点から眺めていくことで、いざ再び同じ立場に立った時にまるで違う絵が見えてくる。
まるで初めからそこに道が存在していたのだといわんばかりに、鮮やかにでもあいまいそこにあるのだ。いや正確には元から存在していたけれども、自分の思い込みに阻まれて見えてなかっただけなのかもしれないけどね。うーん難しい。
まあとりあえず何でもかんでも無理だできないではなく、試して結果を得て初めて自分なりの手札を増やすことができ、それが次の自身や知見となって私の人生をちょっとくらいはより良く彩ってくれるんじゃなかろうかなんてことを思ったりなんだり。